沖縄こどもの国って年間45万人訪れるって知ってましたか?はいさいヒガシーサーです。
2004年にリニューアルオープンした沖縄こどもの国(正式名称は沖縄子ども未来ゾーン)は、1999年8月まで県内唯一の遊園地が併設されていた動物園でした。筆者もこどもの頃はよく母親と訪れて、とくにミラーハウスが大好きでしたが、鏡の中のピエロが怖かったのを覚えています。
現在は遊園地跡地を利用して、動物たちを身近に感じられる施設が公開されたり、沖縄在来種の飼育など、ただ動物を紹介するだけではなく、動物たちののびのびとした暮らしをみることができる貴重な動物園になっています。
なぜこんなにたくさんの人が訪れるのか?お父さん目線で取材してみると・・・実はいろんなところに飽きさせない秘密があったんです。
1.象の親子が自由に散歩してる動物園は日本でここだけ?
哺乳類、鳥類、魚類、爬虫類の動物が200種類以上飼育されていますが、とくに人気なのが象さんでしょう。2016年6月で1歳3ヶ月となった琉美ちゃんは、飼育員さんも手を焼くほどやんちゃに育っているのだとか。
取材中にちょうど象の親子の散歩に出くわしたのですが、日本中、世界中の動物園を見て回っているという常連のお客さんがいらっしゃって、「象の親子がこうして園内を自由に散歩して、しかも一般人が手を触れる位置まで近づくことができるなんてありえないよ。東南アジアでは結構あるけど、日本ではとても珍しい」と教えてくれました。
以前から何度も象のお散歩を目撃しているだけに驚きました。普通じゃなかったんですね。 ちなみに琉美ちゃんは現在580kgあるそうです。毎日1kg増えていくそうですよ。飼育員さんのお話によるとまだ授乳中で、だいたい2歳〜3歳ぐらいまでおっぱいを飲むのだそう。
ってことは・・・毎日1kgずつ増えてるのに3歳でもまだまだ赤ちゃんってこと?そうですよね。だって80歳まで生きる象さんだっているぐらいですから。人間と近い成長スピードって考えるとそうかもしれない。 そんな「のほほん」としたエピソードを聞くことができるのも、沖縄こどもの国らしく、魅力の一つといえる。
2.ふれあい広場は鉄板コース
学びと楽しさが詰まっていまる「ふれあい広場」は、小さなお子さんに大人気。ひよこ、モルモット、うさぎ、亀、ヤギさんと触れ合えるのは貴重な機会です。
ふれあい広場でひよこを抱っこしたり、うさぎさんたちに餌をあげたりできます。 絵本やテレビで遠いところから見るだけではなく、実際に触れ合う、餌やりを体験する。大人も童心に戻って思いっきり触れ合えるのが最高です。
3.機関車やメリーゴーランドがある
機関車、メリーゴーランド、ゴーカートのように乗り物コーナーがある動物園って他にある? 沖縄こどもの国は「動物を見て触れる」だけではなく、遊ぶ施設もいっぱいあります。メリーゴーランドや機関車が園内に設置されてるのが驚き。
もともと遊園地だった名残りかもしれませんが、コーヒーカップ好きだったな〜とか、自転車の遊具がすごい好きだったんだよなとかなど、昔のアトラクションを思い出し、お父さんお母さんが昔の思い出を語るきっかけになります。 小さい頃、目を輝かせて楽しんだ遊園地。メリーゴーランドや機関車を見て、思いを馳せる人も多いと思います。
4.動物園と科学は珍しい?ワンダーミュージアムは子どもの大好物!
2004年にリニューアルオープンした時に同時オープンされたワンダーミュージアムは、子どもたちに科学の楽しさを知ってもらうと設立された施設。 入館料が別途必要ですが、子供達が大好物な展示物がたくさんあります。それだけでなく、親として嬉しいのは、雨の日でも楽しめるという点。
せっかく動物園に行ったけど、途中からいきなりスコールが降りだして立ち往生。なんてことはよくあります。そうなったときも屋内施設のワンダーミュージアムは濡れることを気にせず遊べることができるんです! また大人は座って見守ることができるので、おじいちゃんおばあちゃんたちと一緒に行っても「ちょっと疲れたからワンダーミュージアムで休もう」と提案できるのが嬉しいですね。
5.象のたんかーゆーえー?沖縄独自の変わったイベントが多い
沖縄こどもの国の人気イベントいえばクリスマスファンタジーが有名ですが、他にも期間限定で開催される4歳以上のお子さんを対象にした「わくわくZooナイト」もあります。
飼育員さんと一緒に夜の動物たちの活動を見れる貴重な体験ができるイベントです。 他にも動物たちの大運動会だったり、沖縄では赤ちゃんの1歳の誕生日祝いのことを「たんかーゆーえー」といいますが、 象さんのたんかーゆーえーを開催するなど何度も行きたくなるようなイベントが多いのが特徴です。 こうしたイベントを企画運営するのは、動物たちにストレスがかかることもあるでしょう。それでも飼育員さんたちが日々動物たちのお世話をしながら信頼関係を築いているからこそ、できるものですよね。
6.世界でここだけ!沖縄在来種の動物を飼育展示している
こどもの国には沖縄県内の在来種動物がたくさんいます。例えば琉球犬や与那国馬、大東犬など。 沖縄県の在来種動物がこんなにいたんだとビックリしましたね。 日本全国でも「沖縄こどもの国」でしか見られない動物たちがいっぱいいるのも、観光客に人気の一つでしょう。
7.園内の清潔感は素晴らしい!
お父さんお母さんが結構気にするのは衛生面。 園内には綺麗に手入れされたお花が並んでいて、季節の花を見ることができたり、ハーブ園があったりして全体的にとてもキレイに整備されています。 また施設がどんどん新しくなって展示方法も変わってきているのもポイント。前述した象のお散歩もそうですが、リニューアルされたヤクシマサルの猿山。最近はヤクシマザルの赤ちゃんも生まれていたそうですね。この子のことかな?
動物をただ見せるだけではなく、清潔感を保ちながら、動物たちの自然でのびのびした暮らしぶりを見せてくれるって…貴重だと思う。筆者はシンガポールやハワイの動物園に行ったことがありますが、こんなに清潔で動物たちがのびのび暮らしてるのはココでしか見れないですから。やぎとか屋根でのんびりしてますからね(笑)
筆者のまとめ
こうしてまとめてみると「沖縄こどもの国」ってほんとに貴重な動物園なんだなぁとしみじみ。沖縄では唯一の動物園であり、親子揃って楽しめる仕掛けがいっぱいあるので何度もリピートしてしまう。 年に十数回は遊びに行きますが、毎回子どもたちも楽しみにしてますし、年間45万人の来場者のなかには、筆者のような親子リピーターも多いでしょう。
季節限定のイベントも多いので、ホームページやFacebookページは常にチェックしておきたいところ。 いやーそれにしても取材当日の日はとても暑かった。スタッフさん、飼育員の皆さん、本当にお疲れ様と伝えたいところです。 これから沖縄は夏なので水分補給と、塩分補給ができる塩飴を舐めるなどして、熱中症対策は万全にしてくださいね。
沖縄こどもの国
[住所]沖縄市胡屋5丁目7番1号
[電話]:098-933-4190
[営業時間]4-9月 9:30〜18:00 (入場は17:00まで)
[休業日]毎週火曜日
[HP]http://www.kodomo.city.okinawa.okinawa.jp/
[Facebook]Facebook.com/kodomonokuni
ライター:ヒガシーサー(比嘉研仁)
ブログ:https://higashisa.com