2017.03.03

味覚が目覚める美味しさ「しびれ醤油」@糸満漁民食堂|沖縄おみやげ


沖縄おみやげ

クダカです!クダカ

はじめまして、県内在住ライターのクダカです。
突然ですが、みなさんに質問です。 ちょっとした手土産に、県外の方へのお土産に、普段どんなものを選んでいますか?
昔ながらの「ザ・定番」なものからニューフェイスなものまで、県内に散らばるお土産の数々を、こちらのコラムで紡いでいきます!

味覚が目覚める美味しさ「しびれ醤油」@糸満漁民食堂

なんとも目を引く「しびれ醤油」という名前に誘われて、やって来たのは漁師町・糸満市です。
沖縄近海魚の美味しさを伝える「糸満漁民食堂」は、琉球石灰岩を積み上げた、クリーム色の壁がオシャレなレストラン。

糸満漁民食堂

「糸満はもともと海人の町。漁業が盛んになっていく中で土地が狭くなり、潮が引いたときに琉球石灰岩を積み上げて土地を造成し、さらに漁師町として発展することで、”糸満=海人の町”が確立されたと言われています。それを表現したくて、お店の外観を琉球石灰岩の石積みにしました。『沖縄の魚を美味しく食べてもらいたい。海人(うみんちゅ)の町・糸満の魚を楽しんでもらいたい』という思いで、糸満らしさを発信するためのお店づくりをしています。」
(オーナー・玉城さん談)

今回ご紹介する糸満漁民食堂名物の「しびれ醤油」は、自家製の花椒油(ファージャーユ)と醤油をオリジナルの割合で調合したもので、“ ここでしか買えない ”スペシャルなお土産です。

口に含むと花椒(ファージャー)という四川料理で使われる山椒のピリリ感が広がります。中に含まれる「サンショオール」という成分が味覚神経を刺激して、甘いものはより甘く、旨いものはより旨く、素材の味を引き出します。
糸満の魚の魅力を引き出す調味料を探していた玉城さん。知人の紹介で修行させてもらった西麻布の中華料理店で、本場四川の花椒と衝撃的な出逢いを果たし、そこからヒントをいただいたそうです。

メニュー
メニューにもあります「しびれ醤油」

ミーバイ、イラブチャー、グルクンなど、沖縄を代表する魚のほとんどはお刺身にすると白身ばかり。本州でいただくお刺身と比べると、身がゆるく味も淡白だと言われがちです。
そこに「しびれ醤油」をひとかけすると、あら不思議!魚それぞれの持つ旨さが引き出され、「沖縄の魚ってこんなに美味しかったんだ!」と、新たな魅力を感じさせてくれたのでした。

海鮮丼にしびれ醤油

「お刺身との組み合わせが一番美味しいと思うんですが、ギョーザにかけると花椒の美味しさがふわっと広がります。焼き肉や魚のバター焼きにかけるのもおすすめです。バターと醤油の相性は抜群ですよ。ちょっと意外な組み合わせは、冷やし中華。たとえばファミリーマートさんで買った冷やし中華に付属タレをかけたあと、しびれ醤油を少したらすと美味しさが引き立ちます。」

と、オーナーの玉城さん自ら、おすすめの食べ方を教えてくれました。

しびれ醤油

一度食べるとクセになる「しびれ醤油」。現在は、調合から瓶詰めまで全て手作業の少量生産で、「糸満漁民食堂」と「JAおきなわ食菜館 菜々色畑」のみで販売しています。 ここ糸満市に来ないと買えないなんて、なかなかシビレるヤツですよね。一家に一本の美味しさです。

  • 糸満漁民食堂の皆さん
  • 商品情報

    商品名:しびれ醤油
    内容量:125g
    値段:600円(税込)
    品質保持期限:未開封で約1年(保存料未使用のため開封後はお早めに)

    販売店情報

    店名:糸満漁民食堂
    住所:沖縄県糸満市西崎町4-17
    営業時間:11:30~15:00、18:00〜22:00
    休業日:火曜日
    連絡先:098-992-7277
    URL: Facebookページ
    通信販売:無


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クダカ

- kudaka

普段は沖縄の観光情報を集めて発信するライターとして活動中です。 ひょんなことがきっかけで泡盛に興味を持ちはじめ、2016年春に泡盛マイスターの資格を取得。『泡盛じょーぐー(沖縄方言で「大好き」の意味)』としても情報を発信しています。