2015.09.15

【Vol.4】CM作りの考え方って知っていますか? ~現場のプロから学ぶ販促会議~


無事に開発商品も決まった各7大学。味はもちろん、素材や盛り付け、価格帯やパッケージにも思いをめいっぱい詰め込んだ商品開発は、皆さんにお披露目できる発売日に向けて、製造の方へバトンが引き継がれました。

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いよいよ学Pリーグ2015は、商品をどうアピールできるのかを熟思する販促会議へ。メインはズバリ【CM作り】です!みんなが考えたアイデアが形になり、映像化され、大勢の皆さんにテレビで見てもらえるCM。新たな不安と期待、緊張感がメンバーの表情から伝わってきます。

 

一体、テレビCMってどう作られるの?

「ここからは、脳をチェンジ!学業脳からCMクリエイターの脳へ切り替えよう」

そんな第一声を発したのは、販促会議で講師を務めてくださる方のお一人、山縣さん。広告代理店で勤務されており、沖縄ファミマのCMはもちろん、様々なプロジェクトも手がけている現役の広告マン!

CMを作る工程はこうなっている!

■企画

アイデア、ストーリーを考え、絵コンテなどを作成。タレントを含むキャストの起用や、楽曲などを含めた予算組も一挙に考える。
職種的には…CMプランナー、コピーライター、クリエイティブディレクター他

<この現場がプロへの近道!>
広告代理店、他

 

■映像制作

実際の日程を抑え、ロケ地、スタジオなどの現場確保、キャストを抑えたりスタイリングをするスタッフ撮影を行い、編集する
職種的には…プロデューサー、カメラマン、照明、コーディネーター、スタイリスト他

<この現場がプロへの近道! >
広告代理店、CM制作会社、他

さっそくCM企画開始!「CMプランについて、事前に構想を練ってきたチームはあるかな?あるなら早速、コンセプトを聞いてみようか」そう、みんなに投げかけたのは、県内外で手腕を振るう映像のプロ、下地さん。実戦型を謳う通り、学Pはプロに直接指導を受けながら体験できるインターシップ。沖縄ファミマならではのネットワークで、CMも考え方から準備、撮影まで、現場のプロに直接指導を受けることができます。それでは少し、その様子をのぞいてみましょう。

 

~CM企画~琉球大学の場合

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販促会議初日に合わせて、サンプルムービーを用意してきた琉大メンバー。ヤル気がみなぎっています。伝えたい要点をほそく補足説明しながら、講師陣に動画をプレビュー。

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「みんなが考えているオシャレって、どんな感じかな?」「他のCMに埋もれないようなメッセージを盛り込まないとね」。人の記憶に残るようなインパクトを与えるためには、どうするべきなのか。アドバイスから浮き彫りになった課題に、後半の議論は白熱している様子でした。

 

~CM企画~沖縄国際大学の場合

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“リッチ感“をテーマに、事前に考えてきた複数のアイデアを講師陣に披露。「大人篇、妖精篇、品質篇というイメージかな。さぁ、どれが自分達のイメージを一番表せているものになっているのかな」「リッチって具体的にどんな感じだと伝わりやすいと思う?」「誰に見てほしい?イメージは働いている女性かな」。下地さんが、ひとつ1つの意見を汲み取っていきます。

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 自分達のイメージをキチンと消費者へ届けられるのか。疑念を洗い出しながらみんなで意見を重ねているようです。


「文字で書いて、言葉にして発してみよう」
「時間制限があるなかで、メッセージをどのセリフで収めるのかも重要」
「ストーリーボードを作って、情報を集約して整理してみようよ」
「CMコンテは、4コマ漫画を描く感じでやるといいよ」

各大学のテーブルを周り、講師陣らが贈ったアドバイス。コンセプトを練り、目的を定めて、必要な情報を整理し、発信する。そのために、チームで意見を交わし、コミュニケーションを取る。おや?CM企画への取り組み方って、皆さんの仕事にも役立ちそうな基本の考え方の上になりたっているんですね!学Pを通して、初心に立ち返れたような気がしませんか。カフェメニューをテーマに開発された、今回の学P商品たち。そのCMの仕上がりはいかに!?10月初旬放映を予定して、これから制作に進み、完成まで、CM制作の奮闘は続きます。

〈CM企画の考え方まとめ〉

・“商品(ブランド)を知ってもらうために、どうしたらよいか”を第1に考える
・どのような相手(ターゲット)に向けるのか、を明確に
・CMで“何を実現したいのか”の目的を具体的に描く
・“何を伝えたいのか”のプロポジションの捉え方が重要。推敲せよ!

学P 2015 販促会議 講師プロフィール

山縣 健 株式会社BBDO J WEST
シニアアカウントエグゼクティブ
同社、広島支店から沖縄へ転勤後現在に至る。沖縄ファミリーマートの広告では国道508号線「結」シリーズを手がけ、沖縄県CM総合グランプリ受賞した他、企業広告やブランディング、エリアマーケティングなどを企画立案。学Pも、今回で6回目の参加。

下地 敏宏 株式会社アディン
プロデューサー&ディレクター
インターナショナルマネジメント(東京)にてPV、CM、TV番組などを手がけ、1996年映像ディレクターとして独立。2004年拠点を沖縄に移し、2007年アディンを設立。CM作品は沖縄ファミリーマートをはじめ、菊之露、久米島の久米仙、沖縄ハム、沖縄タイムスなど多数。監督作にRBC「沖縄の怖い話」(終業式)もある。


 

各大学とも、CM企画をもとに次のステップ、映像制作へと進みます。
企画がカタチとなったCM映像は、完成後にご紹介します!
いよいよ次回の記事では、加盟店向けの展示会“ファミマシップフォーラム”
でのプレゼンの様子をレポート!
各チーム、どのように商品の魅力を伝えてくれるのでしょうか?お楽しみに!

 

≫【Vol.3】7大学のチーム紹介ムービーを公開! はこちら

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