沖縄の結婚式といえば、他県にはないユニークな文化が息づく特別なイベント。
コロナ禍以前は、200~300名のゲストを招いた大規模な披露宴が主流でしたが、近年では家族や親しい友人のみを招く小規模な結婚式や、沖縄の美しいロケーションを活かしたリゾートウェディング(リゾ婚)も増え、多様な挙式スタイルが広がっています。
本記事では、そんな沖縄の結婚式文化の魅力を詳しくご紹介するとともに、リゾ婚や小規模結婚式におすすめのプランもご提案します。
これから沖縄で結婚式を挙げたい方も、沖縄の文化に興味のある方も、ぜひご覧ください!
目次
沖縄の結婚式の特徴
規模と招待人数
沖縄の結婚式は、他県にはない独特の文化が色濃く表れるイベントです。
かつては200人から300人ものゲストを招いた大規模な披露宴が主流で、これは新郎新婦だけでなく、両親の友人や会社関係者など、多くの人々が招待されるためです。
招待される人数が多いことから、時にはゲストが「どの関係で招かれたのかわからない」と感じることもあるのだとか。(まったく異なるルートから招待されたゲストが、まさかの顔見知りだった…ということも、”沖縄の結婚式あるある”ですよね。)
沖縄特有の「お祝いごとにはみんなで参加する」という、ゆいまーる精神が関係しているのかもしれませんね。
※ゆいまーる・・・人との関わりを大切にしたり、助け合いの精神のこと。
しかしコロナ感染症の影響を受けた近年では、新郎新婦当人のみ、または家族や親しい友人のみを招く小規模な結婚式も増えています。結婚式のスタイルも多様化し、参加者が限られた中でもあたたかな時間を過ごせるスタイルが注目されています。披露宴が持つ華やかさは残しつつも、よりコンパクトでアットホームな結婚式が新たな選択肢として支持されています。
写真提供:沖縄ワタベウェディング
ご祝儀の相場は?
沖縄の結婚式では、ご祝儀の相場が本土と異なります。
本土では友人や同僚の場合、ご祝儀は3万円が一般的ですが、沖縄では1人1万円がスタンダード。
会社の上司や特別な事情がない限り、この金額でほぼ統一されているのが特徴です。
親しい間柄や特別な関係性の場合、3万円から5万円のご祝儀を包むこともありますが、新郎新婦との親密さに応じて変動します。
【沖縄の結婚式のご祝儀の相場目安】
・友人や知人、同僚…1万円(スタンダード)
・職場の上司…1万円~3万円
・兄弟姉妹などの親族…3万円~10万円
画像:PIXTA写真素材
ご祝儀袋は、結婚式など一度きりのお祝いの際には、紅白や金銀の「結びきり」または「あわじ結び」の水引が使われたものを選びましょう。「蝶結び」の水引は「何度も繰り返すこと(結んだ縁がほどけること)」を意味するため、結婚式では適さないので注意が必要です。
また、ご祝儀袋のデザインは包む金額に応じて選ぶのがマナーとされています。
高額を包む場合は豪華なデザインを、沖縄のご祝儀相場である1万円の場合は、できるだけシンプルなご祝儀袋が適しています。
(沖縄の伝統模様をデザインに取り入れたご祝儀袋も販売されていて、選ぶのも一つの楽しみですよね!)
画像:PIXTA写真素材
昨今では、引き出物や引き菓子を用意しない「会費制の結婚式」を挙げる新郎新婦も増えているのだとか。
ゲストとして招待された際は、挙式スタイルにあわせて、心を込めてお祝いの気持ちを贈りましょう!
参列時の服装は?
沖縄の結婚式では、服装のマナーやコーディネートの自由度が本土と比べて高いのが特徴です。
服装選びの最大のポイントとしては、「地域の気候や雰囲気に合わせた服装」にすること。
沖縄は冬を除き平均気温が25℃を超えるため、薄手のスーツや涼しい素材の服装が快適です。
また、「会場や挙式スタイルに合った服装」を意識することも大切です。
沖縄の結婚式で定番の「かりゆしウェア」は、「めでたいこと」を意味する沖縄の方言が由来のシャツで、フォーマルな場でも着用可能。同じ柄でデザインされた「かりゆしドレス」や「ワンピース」も涼しげで華やかさがあり、女性におすすめです。一般的なドレスやパンツドレスも選べますが、黒やグレーよりも明るい色やデザインが、華やかな祝いの席の雰囲気をより高めてくれます。
写真提供:沖縄ワタベウェディング
もちろん、基本的には一般的なお呼ばれの服装でOK!
TPOを考慮しつつ、季節や会場の雰囲気に応じたコーディネートを楽しみましょう!
沖縄ならではの余興
祝宴の幕開け「かぎやで風」
お祝いの席の幕開けに演奏される「かぎやで風(かぎやで-ふう)」。
沖縄では結婚式や新築祝いなど、祝いの場で披露される伝統的な舞として親しまれています。
「かぎやで風」は、琉球王朝時代に中国や薩摩からの客をもてなす宴会で披露されていた歴史ある祝いの舞。老男女がゆったりと踊るこの舞は、沖縄の披露宴でも欠かせない余興の一つとして根付いています。かぎやで風は新郎側が執り行うことが通例とされており、新郎の両親や姉妹、親族が踊る場合もあります。経験者がいない場合は伝手を頼り、舞踊教室の先生に依頼することもあるのだとか。
ちなみに、かぎやで風の歌詞には次のような意味があるそうです。
【歌詞】
きゆぬふくらしゃや なをぅにぢゃなたてぃる
今日の誇らしやや 何にぎやな譬てる
つぃぶでぃをぅるはなぬ つぃゆちゃたぐとぅ
莟で居る花の 露行逢た如
【訳】
今日の慶よろこびは何にたとえることができましょう
(まるで)つぼんでいる花が朝露をうけて(花開く心のようです)
※「朝露を受けて花開くつぼみの姿、その一瞬が喜ばしい」という表現。
沖縄の結婚式における「かぎやで風」は、古き良き伝統を感じられる特別な余興なのです。
写真提供:沖縄ワタベウェディング
披露宴の結びは「カチャーシー」
結婚式披露宴の締めくくりに行われる「カチャーシー」は、沖縄の言葉で「かき混ぜる」を意味する「かちゃーす」に由来します。「喜びをかき混ぜ、みんなで分かち合う」という願いが込められた伝統的な踊りです。
この踊りは、ハイテンポな沖縄民謡に合わせて、両手を上げ手首を回す独特の動きが特徴で、披露宴のクライマックスを盛り上げます。新郎新婦をはじめ、参列者全員が自由に踊り、会場全体が一体となる瞬間です。踊りの後には、新郎が胴上げされることもあり、歓声と笑顔に包まれるフィナーレを迎えます。
沖縄ならではの開放的で温かな文化を象徴するカチャーシーは、まさに披露宴のラストを飾るに相応しい演目です。
写真提供:沖縄ワタベウェディング
小さくてもあなたらしい結婚式「LOCOCON」(ファミンチュクラブ)
沖縄の結婚式文化は、賑やかな披露宴や、全員で踊るカチャーシーなど、沖縄らしい魅力にあふれています。
しかし、近年では新しい結婚式の形が注目されるようになりました。
大人数を招待する従来の結婚式だけでなく、少人数での結婚式や写真撮影だけのフォトウェディングなども人気を集めています。
そんな新しい結婚式の選択肢として、ご紹介するのがこちら!
「あったらいいな、こんなこと、あんなこと」を形にするWEBサービス「ファミンチュクラブ」と、沖縄ワタベウエディングがご提案する「LOCOCON(ロココン)」です。
LOCOCONは、LOCO=地元沖縄、CON=結婚式を意味し、沖縄ならではの青い海に囲まれたリゾートウェディングを実現します。
少人数だからこそ、おふたりだけの祝福の時間を心から味わえる特別な結婚式を叶えます。気の合う仲間や家族とアットホームなウェディングを。ゲストは大切な人だけ。さらに、安心のお手頃価格で、事前準備の手間も不要です。
おふたりだけの忘れられない結婚式を叶えてみませんか?
LOCOCONだからこそできる、特別なひとときをご提案します。
「LOCOCON」の詳細はこちらから
まとめ
大勢で分かち合う喜びも、ふたりだけで静かに誓いを交わす時間も、どちらも素敵な挙式の形です。どんなスタイルを選んでも、それがふたりらしい特別なひとときになることに変わりありません。
沖縄の美しいロケーションに包まれ、青い空と透き通る海、そして温かな風が祝福してくれる中で、心に残る幸せな一日を過ごしてみませんか?特別な思い出が、きっとあなたを待っています。
今回ご紹介した「LOCOCON」以外にも
ファミンチュクラブでは、沖縄の生活をもっともっと豊かにするサービスをご提案します。
詳細は下のボタンをクリック!
「ファミンチュクラブ」の詳細はこちらから