2019.04.26

沖縄ファミマROOKIES【第一回】これからの沖縄ファミマを背負っていく2019年度新入社員の7人をご紹介します!入社式からはじまる緊張と決意につつまれた1日に密着しました


平成に変わる新元号『令和』の発表に日本中が沸いた2019年4月1日。多くの企業で「入社式」がとりおこなわれたこの日。沖縄ファミリーマートにも新しい仲間が加わりました。今回より『沖縄ファミマROOKIES』と題して、初々しい新入社員たちの姿をシリーズで追いかけていきたいと思います。
これから社会へ羽ばたいていくルーキー未満の方も、社会の荒波に揉まれて少し元気を失っているベテランの方も。新社会人としてはじめの一歩を踏み出す彼・彼女たちの奮闘ぶりを目にして、ご自身の明日への活力を養っていただけますように!

藤野美樹
藤野美樹さん
ふじの・みき 名桜大学出身。入社式で代表あいさつをつとめる。
野甫宇恭
野甫宇恭さん
のほ・うきょう 沖縄国際大学出身。留学経験をもち英会話堪能。
佐渡山瑠乃
佐渡山瑠乃さん
さどやま・るの 沖縄国際大学出身。ファミマで5年間アルバイト。
渡嘉敷快斗
渡嘉敷快斗さん
とかしき・はやと 沖縄県立石川高等学校出身。沖縄ファミマ初の高卒採用。
上地達貴
上地達貴さん
うえち・たつき 沖縄国際大学出身。
学P(2017)参加
安村誠也
安村誠也さん
やすむら・せいや 首都大学東京出身。生まれは沖縄。
瑞慶覧友也
瑞慶覧友也さん
ずけらん・ゆうや 沖縄大学出身。高校時代にファミマでアルバイト経験。学P(2016)参加
 

 

今日がスタート! 緊張の代表あいさつに立つ!

リウボウグループ合同入社式

 入社式での7人

沖縄県市町村自治会館で開催された「平成31年度リウボウグループ合同入社式」。新入社員たちを見守るように先輩社員・役員たちが居並ぶ式場に新入社員たちが入場してきます。隠せない緊張はのぞくものの、その表情にはりりしさがみなぎっています。今年度入社の沖縄ファミマルーキーズは7名。なかでも、藤野美樹さんは全新入社員を代表して比嘉正輝代表に挨拶をする大役を担いました。

藤野さん
「この大役を2週間前に電話で聞いた時は『マジか!?』と。でも、やるからにはキッチリ誓いの言葉を言って。同期の中でもみんなの先頭に立てるような存在になれるようにがんばります!

藤野美樹さん

『100年企業に向け先輩方がきずいてこられたリウボウの歴史と伝統を維持しながら、お客さまへの感謝の気持ちを変わらず大切にし、また、地元沖縄への貢献ができますよう日々努力していく所存です。新入社員一同、高い志をもち、挑戦を楽しみながら日々精進することをここに誓います!』

式典が始まってからずっと、拳を固く握り、口を真一文字にむすんでいた藤野さん。立派にその役割を、まっとうしました!ファミマの新入社員たちは、この入社式の以前、昨年の9月から勉強会などで力を合わせてきた仲間。この代表挨拶の内容も人事の方のアドバイスをもらいながら仲間たちみんなで考えたそうです。式のリハーサルから藤野さんをサポートしていた宮里紀子さん(株式会社リウボウホールディングス人事部採用教育課教育係専任マネージャー)から見た評価は?

「もう、バッチリです!何も、言うことはない!パーフェクトでございました。新しい力を発揮していただいて、わたしたちグループ全体が盛り上がっていく起爆剤になったんではないでしょうか」

毎年、ハレの場に立ち会っている宮里さんから見た今年度の新入社員たちの様子は…

今年度新入社員の7名入社式を終えてホッと一息の7人。思わず笑みもこぼれます。でも長い1日はまだ始まったばかり!

「毎年、新入社員のみなさんにとって人生の大きな節目なので、すごく緊張されるんですけど。 わたしがいつも心がけているのは、お一人お一人の個性と、それぞれの良さが入社式の短い間でも役員の皆さんはじめ、グループの皆さんに、なるべく見ていただけるように。今年のみなさんからは気持ちの強さを、これから新しい場所で頑張っていくんだ!という気概を感じました」

社長と対面!緊張の昼食会!

入社式を終えての開放感もつかの間。「緊張します。今日一番緊張するかもしれないです」(藤野さん)という沖縄ファミリーマート野﨑真人社長とルーキーたちの会食の場にもお邪魔しました。

当初は野﨑社長を中心に、こわばった表情の新入社員たち。なかなか緊張は解けませんよね。美味しい食事の味も今ひとつわからなかったかも? 昨年8月の内定を経て9月からの毎月の勉強会をとおして今日まで7人に寄り添ってきた根間桜さん(総務人事部人事社員研修課課長)にうながされて全員が社長に自己紹介。

野﨑社長に挨拶する上地さん

野﨑社長からは、
「みなさん入社おめでとうございます。色んな人に会って、いろんなことを経験して、ひとつひとつ大きくなってくれればなぁ、と思ってます。仕事に関しては、 けして焦らなくて結構ですから、ひとつひとつ全部自分の身にしていくようにしてください。よろしくおねがいします」
との、激励の言葉が送られました。

新入社員たち 「ありがとうございます!」
野﨑社長 「美味しかった?」
新入社員たち 「美味しかったでーす!」
野﨑社長 「引いとくから給料から(笑)」

笑顔の野﨑社長社長の明るい話しぶりに誘われて新入社員たちもすっかりリラックス。

野﨑社長のこの一言で一気に場はなごやかに。つづけて社長への質問タイム。
「なんでも聞いていいんだよ」という野﨑社長の言葉に勇気づけられて野甫宇恭さん「若い時、どのように過ごしたら社長になれますか?」とストレートな問いかけを。
その答えは…ここでは書きませんので皆さんも是非来年は沖縄ファミリーマートへどうぞ!そして、ここで明らかになったのは新入社員の中で唯一の高卒ルーキー渡嘉敷快斗さんが、役員面接の際に野﨑社長に同じ質問をしていた!ということ。

 渡嘉敷快斗さん「イチから同期と一緒に頑張っていきたいと思います」と力強く自己紹介した渡嘉敷さん。

野﨑社長 「おんなじような事聞いてたよな(笑) あの時はこんなに丁寧に答えなかったかな」
渡嘉敷さん 「(恐縮して)とんでもないです!」

渡嘉敷さんは役員面接の際にドンドン自分の意見をぶつけたとのこと。今日は慣れない式典や会食が続き、かなり緊張していますが内に秘めた大物っぷりがうかがえます。

根間さん
「この7人は個性があふれていますね。野心家で強い人たち。自分のやっていきたい事がハッキリしていると思います。ファミリーマートの試験の“長さ”は有名なんですよ。筆記試験はありますが、メインとなるところは私たちと関わりながらのグループワークや面接です。みなさんの得意なところを伸ばしていく、また苦手なところの克服の仕方、その両面を研修していく事をイメージしながら採用につなげてきました」

入社式後の記念撮影

晴れやかな場はここで一旦終了。一路「港川研修センター」へ。個性豊かな7人にも、そろそろ疲れが見えてきたかも。新入社員たちにとっての長い1日は続きます。

新入社員たちが目指すSVって何?

SV=スーパーバイザー(supervisior)とは、本部から加盟店(各コンビニ店)に対して派遣され、運営・経営について指導する人のこと。 SVはフランチャイズチェーンの要。本部と加盟店の“かすがい”となって結びつきを深めていきます。
今日からはじまる1年半にわたる研修をへて、7名は一人前のSVになっていくのです。

手帳に書き込む
根間さんからは「この1年で手帳を真っ黒にしてください!」とエールが送られました。


野甫宇恭さん「人と関わる仕事が好き」という野甫宇恭さん。「SVという仕事がホントにしたくってココに来ました」

スーパーバイザーとして身に付けなければならない3つの「C」とは?

カウンセリング counseling = 加盟店のみなさんの経営を指導
コミュニケーション communication= 本部と加盟店の間を取り持つ
チェック check = チェーン展開における決まりごとを守ってもらう

コミュニケーション能力を発揮するために、スキルや知識を蓄え、貪欲に経験を積むことが今日からの研修では求められていくのです。

根間さん
「今年から、1年だった研修期間を1年半に伸ばしたんですね。 というのはオペレーション、スタッフや店長の気持ちを理解する研修がやはり1年は必要。 そして実際に自分が店長の気持ちになって自分一人でお店を運用する期間が必要。習得の1年・実践の半年というかたちで、今年から1年半の研修期間となりました

根間桜さん沖縄ファミマの研修体制をつくりあげる事にも尽力された根間さん。

よりきめ細やかな研修をほどこすために設けられた時間の中で、沖縄ファミマルーキーズは、どのように成長していくのでしょうか? まずは、その物語の最初のページが本日書きこまれました。


渡嘉敷さん
「大変ですね、覚えることが多くて。わからない言葉が多いので、それを覚えつつ、会社の方針とかも、覚えないといけないので、 むちゃくちゃ大変です。 今日は緊張しました。今でもしてます。明日は緊張しないでいけたらいいなと思ってます」

ユニフォームを着て、ファミリーマートの一員になる

入社式から一夜明けました。緊張と疲労、誇らしい気持ちと社会人としての責任感、簡単に消化しきれないたくさんの感情を受け止めたであろう沖縄ファミマルーキーズの初日の感想は…?

ユニフォームを着て接客指導をうけます

安村さん
「社会人として気を付けなければならない事がいっぱいあるんだな、と。コンプライアンス研修で思いました。気持ちを引き締めたいです。昨日は家に帰って、書類書いて、気付いたら寝てました(笑)」 

渡嘉敷さん
「同じように座って学ぶかたちですけど、高校時代の授業とは全然違いますね。高校の勉強は中学生とかでやってきた事を深掘りしていくじゃないですか? でも研修は初めてなので、わからない事ばっかりです。自分は高校時代にもアルバイトはしていないので、働くこと自体が初めてです。今、必死にわからない事を吸収してます

今日はこれから働いていく上でのベースとなる“ファミマのルール”を学びます。担当の金城業子さん(営業推進部FC研修課)からは「お客様や他人に迷惑がかかりそうだな、と思うことはやらない。これだったら喜んでくれそうだな、と思うことをやってください」という当たり前のようで、いちばん大切なお話が。大事なところはメモしていきながら、真剣な眼差しで金城さんを見つめます。いつも新入社員研修の“出だし”を担う金城さんが心がけておられるのは…

「若い人にはどちらかというと楽しさを重視して話しています。それはやるな、とか、これはダメ、っていうマイナスワードばかり詰め込むと、モノに対してもヒトに対しても拒否反応を起こすので、簡単よ・楽しいよ、と。最初は気持ちから入ってもらって、楽しければ頭に入っていきやすいはずなんですね。面白くなかったら絶対頭に入らないです」

金城さん「新入社員と接するたびに初心にかえっている」という金城さん。

“伝える”ためにはどうしたらいいのか? 金城さんの工夫をこらした快活で明るい話しぶりは、しっかりルーキーたちに届いていました。
昨日の午後から続いてきた座学で、ルーキーズの脳みそも少し疲れてきたかも…というタイミングでファミリーマートのユニフォームが配られ、袖を通します。自分たちの名前が記された名札を付け、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました。またお越しくださいませ」と元気な声で“接客用語”の練習です。

そして、レジ操作・レジ接客の習得へ。いよいよ現場感覚を養う研修がはじまります。
実は、今年度の沖縄ファミマルーキーズの中には学生時代にファミマでのアルバイト経験をもつメンバーも。

瑞慶覧さん
「高校時代にファミマでアルバイトしていた頃とはレジが変わってます。進化しててビックリしました。期間も1年ほどしかやっていなかったので、はじめて触る感じです」

瑞慶覧友也さん「昨日はグッスリ眠れました」という瑞慶覧さん。

佐渡山さん
「ついこの間、3月27日まで5年間ファミマでアルバイトしてました。午前の“ファミマのルール”の講義もアルバイトを始めた時に聞いていたことではあるんですけど、新鮮な気持ちで聞いてました。ユニフォーム似合ってますか? ありがとうございます(笑) しょっちゅう「ルノ。ファスナーちゃんと閉めなさい!」って怒られてました(笑) アルバイトの5年間もけっこう、くじけることはあったんですけど乗り越えてきたので、この研修も頑張れると思います!

佐渡山瑠乃さん「昨日は緊張がつづいたし、朝も早かったので帰りはすごく眠たくて(笑)」と佐渡山さん

実際の店舗と全く同じカウンターやレジが設けられた港川研修センター。「おー!」「こんな事が出来るのか!」という声をあげながらレジを操作、和気あいあいと研修が進んでいきます。笑顔がこぼれ、楽しみながら学んでいきます。一週間後には、実際の店舗に立ち、お客様をむかえることになります。そのイメージをしっかりもちながらの訓練です。

サムアップする藤野さん研修への手応えに思わずサムアップが飛び出る藤野さん。

根間さんと共に新入社員たちを支えている上運天究さん(総務人事部人事社員研修課)は、ご自身の新入社員時代を思い出しながら…
「今思えば自分も全然出来なかったですよね。今になると当たり前に出来ていることが、振り返ると自分も出来なかった。そんな経験もふまえて、より深く教えるポイントを見つけて、伝えています。業務がもっと複雑になってくると、その人の個性がより現れるのと、その個性で結果が変わるので、そこに対してアドバイスをして。いっしょに考えていくのが、これから楽しみです!」

自らも通ってきた新入社員という道をこれから歩んでいく7人が、より歩みやすいように。「経験を伝えきる」と話してくれた上運天さん。支える人達のあたたかい視線に見守られながら沖縄ファミマルーキーズの貪欲に経験を積む時間は過ぎていきます。

新人たちを見守る上運天さん上運天さん(左)は新入社員たちを、あたたかく見守る。

人生の中でも、もっとも凝縮されていたであろう2日間を上地達貴さんに振り返ってもらいました。

「期待と不安が入り混じりながらのスタートだったんですけど、あっという間に時間が過ぎていって、社会人になる第一歩を踏み出したんだな、っていう想いが強くなってます。自分は座学より実践的な方が気持ちも高ぶるタイプなので、実際に触れて練習して。この先の店舗での実地の研修につなげていきたいです。ユニフォームを着てみて、ついにファミリーマートの一員になれたな。最低限のスタートラインに立てたな、という気持ちです」

ユニフォームの袖をつけてもらう上地達貴さんよってたかって上地さんのユニフォームを直す野甫さんと渡嘉敷さん。共に成長していく仲間たちです!

新入社員たちの奮闘ぶり、いかがだったでしょうか。
沖縄ファミリーマートという会社のことも少し身近に感じてもらえたでしょうか。
誰だって最初はルーキー。駆け上がっていく必要はありません。一歩一歩、着実に進んでいく沖縄ファミマルーキーズの、これからの成長にご期待下さい!

笑顔の渡嘉敷さん

次回は、実際の店舗でのオペレーション研修。
「お客様」というルーキーたちにとって未知の存在と向かい合うことになります。その時ルーキーズは、どんな表情を見せてくれるのでしょうか? みなさんもハラハラしながらお待ち下さい!