ハイタイ♪沖縄民謡歌手をやっていますKIKOですが、今日は「気軽に那覇旅!」に誘うにわかコンシェルジュをいたしま~す。
沖縄は観光立県ですから、行って、食べて、楽しめるところがたくさんありますよね。青い海…豊かな珊瑚礁の恵み…アグー豚や石垣牛、沖縄料理…芸能文化…海外の一流ホテルのおもてなしまで…。
楽しみ方のバリエーションが多いのも、沖縄の特長かも知れませんね。本島…いえ(笑)、本当にゆがふ島(世果報島)です。
ときに沖縄在住のみなさん、これはものすごいチャンスだと思いませんか?いつもの生活の延長から少し足を伸ばしただけで、今まで経験できなかった沖縄に触れたり、ちょっと旅人気分で心の充電ができる魅力的な場所がすぐそこにあるのです。特に観光が落ち着く冬場やハイシーズンを避ければ、驚くほど簡単に楽しめちゃうんです。
お金や時間をたっぷりかけたな旅行も素敵ですが、今回は、とにかく気楽にブラブラしたい!という方のためにオススメのお店や宿を紹介します。KIKOのことですから音楽に関しても抜かりなく!それでは那覇の市場界隈にある今回のオススメ拠点「ステラリゾート」さんから徒歩圏の気軽旅です…トーアンシェー、イチャビラ!(さぁ行ってみましょう!)
平和通り商店街の中にあるオシャレ宿「ステラリゾート」とは?
観光客で賑わう国際通りから3分、有名な牧志公設市場から約2分の、平和通り商店街アーケードに、上等ゲストハウス「ステラリゾート」はあります。どこか懐かしいながらも活気のある商店街から、雑居ビルを3階まで上がると…
シャ、シャンデリア~?!今日はいわゆる「ゲストハウス」の個室を3,000円で予約したワケだけど…この広いロビーにオシャレな内装、衝撃を受けます。
笑顔のスタッフにさっそく、キャンペーンのバラの形もリアルな石鹸をプレゼントされ、乙女心を鷲掴みにされました。
広いロビーには観光情報やソファースペース、絵画に入り込んだようなグリーンでいっぱいのWi-Fiコーナーがあり、すでに至れり尽くせり。
これまた大変個性的な通称「ジャングル」を抜けて、客室に案内されます。ワクワクしますね~。
完全に一人しか泊まれないというシングルベッドのお部屋はほとんど無く、二名でも泊まれるダブルベッドのお部屋に泊めていただきました~。一室2名で泊まれば一人頭2100円ということですからさらにお得!!
(ハイシーズンは料金が変動。詳しくは宿のホームページを参照ください。)
すべてのお部屋は、ロフトがあったりベッドにカーテンが付いていたりと違う作りになっていて、どの部屋もセンス良く凝っています。
二段ベッドや、家族で泊まるのに良さそうな広いお部屋もありました。 男女別のドミトリーもあるんです。こちらは1400円とさらにリーズナブルなのに、清潔感も満点。ステラリゾートさんの清掃には力が入ってます。那覇に友人が居るけどなかなか那覇でお酒をたしなむチャンスが無い、など北部にお住まいの方も気軽に泊まれるので利用してみるのはいかがでしょうか。
そしてさらに、共用スペースの充実ぶりにも目を見張ります。
明るく広い共用リビングには冷蔵庫・電子レンジ・電気ポットが備えられ、市場から買って来たものなどを食べることもできます。
無料でインターネットなど使えるパソコンが一台備えられているのは普通かもしれませんが…なんと4m水槽の水族館やビリヤードで遊んでもいいプチ美術館など、ユニークな施設も充実!もちろん、宿泊者はすべて無料で利用できます。
シャワールームも充実していて、日光を導き入れる大きな窓の外にはグリーンが配置され癒しの入浴タイムが過ごせます(画像は男性専用)。女性用は目隠しにさらにたくさんのグリーンと噴水があり、ボディシャワーまでついています。アメニティもバッチリ♪
シャワールームの外にもグリーンが張り巡らされていて、お洒落でホッコリできる演出に気を良くし、イケメンスタッフさんにポーズを取ってもらっちゃいました(笑)。
お部屋に入ると清潔なタオルが置かれてあり、全体的にウッデイな色調ながらもアーバンで、落ち着いて過ごせました。カーテンタッセルまで逐一ディテールがオシャレなのがたまりません。
これまでの経験でゲストハウスにやや抵抗があったのが完全に払拭されました!お洒落で清潔でゆとりがあるから、リゾートホテル寄りの感覚でリーズナブルに過ごせるステラリゾート上等〜!
ハイシーズンを除き、通常二週間前までならほぼ予約を入れられるとのことですが、人気のゲストハウスですから満室のときもあるそうです。そんな時はさらに国際通りに近いむつみ橋から約徒歩10秒、系列店の「ロハスヴィラ」もオススメだそうです。
こちらもさらにオシャレですね~。良さそうです!
ステラリゾート
[住所] 沖縄県那覇市牧志3-6-41
[電話] 098-863-1330
[営業時間]9:00~21:00(チェックイン後は24時間出入り自由)
旅の拠点ステラリゾートでずっと居てもいいくらいですが、旅の醍醐味を満喫しに外へ出かけましょう!徒歩でブラリとGO!
市場界隈をお散歩しながらディスカバーオキナワ!
ステラリゾートを出ると、国際通りと反対側の、浮島通りに面する平和通り商店街の端でした。
そして反対を見るとすぐ、歴史ある壺屋焼きの壺屋やちむん通りの入口、散策してやちむんを見て歩くのもいいですね~。
そしてすぐ近くには、赤瓦屋根が特長のファミマも。商店街は現金支払いのお店も多いので、ATMがあるのも便利。他にも歯ブラシ、ひげそり、化粧落とし、下着などなど!お泊りの際の急な買い物にも安心です。
はたまた国際通り方面へ向かえば、珍しい映画や音楽ものの映画の上映も多い桜坂劇場まで3分です!こちらのテラス席で道行く人を見ながらのコーヒーもいいですよ〜。
市場界隈のアーケードには様々なお店がありますが、割合にお値頃です。お土産ものをじっくり見てみるのも新鮮な体験かも!おなじみの風景牧志公設市場へも、遊びに行くことは意外に少ないですよね?観光客の気持ちでチラガーや色鮮やかなイラブチャーを眺めて、ディスカバーオキナワもいいかもしれません。
市場通りのせんべろもいいけど、異国情緒溢れるブラジル料理はいかが?
散策してたら気分も盛り上がって来たしお腹も空いてきました!公設市場からすぐ近くの、人気の立ち飲み足立屋さんのいつも楽しそうな賑わい、その向こうの「Punga Ponga(プンガポンガ)」でブラジル料理を食べましょう!
このプンガポンガさん、カチンバ1551などで活躍中の名うてのパーカッショニスト翁長巳酉さんのお店です。こちらでは音楽だけじゃなく12年間のブラジル滞在中に巳酉さんの体に染み込んだブラジル本場の味を堪能できます。
一押しオススメメニューを並べていただきました!本場ブラジルでサンバチーム所属のときによく作ったり食べたりしていたという、フェジョアーダのプレートに、グァラナドリンク、ブラジルのお酒カシャーサ、カクテルのカイピリーニャ。巳酉さんが焼いているというポンデケージョもおいしい!テイクアウトにもいいですね。
写真右上に謎の粉があるのわかりますか?これはお皿右上に盛られている芋と同じ・マンジョッカの粉で、肉と黒豆の煮込みフェジョアーダに振って食べます。ナッツ風味の味わいを持つマンジョッカ芋は舌にまとわりつく深い味で、クセになりそうなおいしさです!他ではなかなか味わえない独特のうまみがあります。
ブラジルの雑貨も所狭しと売られていて、ご当地の食を味わいながら、ブラジル時代に「人間として恥ずかしいことは何だと思う?ひとつには食べ物を独り占めすることだよ!」と現地の人に聞いたなど、サラリと話してくれました。ついそこまでの那覇旅なのに遠くブラジルまで心が旅できた気持ちになります。
ところでPunga Pongaとは、サンバの前身のダンスで、プンガしたら絶妙のタイミングでポンガしなきゃならないという、踊りの動きの名前だそうです。それを説明してくれて、一緒にやってみたらあまりの愉快なタイミングに大爆笑!ミュージシャンが来店の時には自然発生的にセッションが始まることもあるという、楽しいお店です。
Punga Ponga
[住所]那覇市松尾2-10-20 ちとせ商店街1F
[電話] 080-3153-4587
[営業時間]11:00~20:00ぐらい
[定休日]不定休(不定期で臨時休業多々あり。ご来店時に携帯の番号にショートメールでご連絡いただけたら助かります。)
平和通りの三線ライブのお店といえばここ!ケン坊さんの「まさかやぁ〜」
さぁ~もっと音楽が聴きたくなりましたよ。国際通りでは島唄三線ライブのお店がよりどりみどりありますが、平和通り商店街にもありました!ケン坊(安里賢次)さんの「まさかやぁ~」です。(すぐ隣と言っていい場所には、KIKOも時々三線ライブする「昭和村」さんも♪)
奥さんの良枝さん、娘の星乃さんと3人で仲睦まじいステージを見せてくれます。風体も独特ならステージにてんこ盛りの飾りも独特、よく見ると三線じゃなくて四線!うーん独特です。トークも面白い!まさにユニークなオンリーワン、ケン坊さんの世界が繰り広げられています。
お話上手なのもそのはず、ご著書の「人生にはまさかの坂がある」は、ピースの又吉直樹さんの書いた「火花」とともに、書店大賞を獲得するほど。又吉さんと一緒の写真・新聞記事を手に笑顔のケン坊さん。
「疲れてヤケクソになった時にはどうぞウチへ来て話をしよう。BEGINさんの歌ではないが、TVでは写せない・ラジオでは話せない話をしに来ませんか。」なんだか心に染みるいいメッセージですね~。酸いも甘いも噛み分けたであろうケン坊さんには元気をもらえます! フードはおつまみメインなので食事してからの来店が良さそう。ライブチャージは1000円で、平均予算は3000円くらいとのこと。
太鼓ライブ・ケン坊の店 まさかやぁ~
[住所]那覇市牧志3-1-22 呉屋ビル3F
[電話] 098-863-9298
[営業時間]19:00~24:00 ライブは20時~、22時~
[定休日]日曜日 祝祭日は営業 (県外遠征時など臨時休業する場合もあり)
シメはレゲエを聞きながら、牛スジ煮込みと手羽先揚はいかが?
さてさて今宵最後のグルメとシメのお酒には、東京出身マスター自慢の牛スジ煮込みと手羽先揚などいかがでしょう?夜8時を過ぎるとシャッターが閉まる店が多いマチャグヮー界隈において、比較的遅くまで開いている、くつろげる居酒屋さんです。
迷路のようなマチャグヮーの太平通りに「おはこや」さんはありますが、酔っ払ってもお泊りの「ステラリゾート」まで道をほぼまっすぐ、約3分くらいで帰れますから安心です。
常にレゲエが流れるレイドバックした店内の壁には三線がかけられ、弾きたくなったら弾かせてもらうことができます。うまくノセれば、マスター・ユタカさんのウクレレ演奏も聴けるかもしれません。
おや?マスターなかなかにイケメン??昔々若い時にはモデル経験もあるらしいですよ。マリンスポーツ全般や釣りが好きで、海に近いところで働きたいとおもい、沖縄に移住して6年になるそうです。
店の片隅に、ハワイの松本シェイブアイスの袋に、泡盛ボトルに立てかけたベトナムフォーの麺、そしてそこにもユタカさん(の分身=帽子)が。こんなユル~いディスプレイも話のネタに、手が空いているときは聞き上手のマスターもおしゃべりに応じてくれるはずです。
そんなユルリっとしたおはこやさんですが、長年調理の仕事をされてきた腕は確かで本格派です。看板メニューは沖縄ではわりと珍しい牛スジ煮込みと手羽先揚で、どちらもお酒にぴったりのアテ。コラーゲンもたっぷりで女子に嬉しいメニューです。女性おひとり様でも気軽に入れるお店の雰囲気も◎
また常に創意工夫して新メニューの登場もありますし、材料がある限りはほどほどのわがままメニューもお作りしますよ、という器用さはさすがのベテランです。ゆったり楽しく料理とお酒を楽しんでください、とメッセージをいただきました。
手羽先揚と肉料理酒場 おはこや
[住所]那覇市松尾2-24-6 赤嶺ふとんビル102
[電話] 098-917-2870
[営業時間]17:00~1:00
[定休日]火曜日
以上、徒歩で巡るゆるりとした旅の1つのプランをご紹介しましたが、いかがでしたか?徒歩でなくともゆいレールやバス・タクシーなどで観光名所へも簡単にアクセスできる気軽な那覇旅。まだまだ紹介したいお店もスポットも星の数ほどた~くさんあるのですが、今回はここまで。ぜひ参考になさってみなさんも自分流の那覇旅をみつけてくださいね!
ライター:KIKO(沖縄民謡歌手) HP:https://www.facebook.com/kikogwa