2016.12.23

沖縄の人気ものまねタレント「魅川憲一郎」インタビュー !疑問・質問・ウワサの真相 「ぜ〜んぶまとめてお答えするわよ~!」


famitomo_cover

美川憲一のものまねタレントとして活躍中の魅川憲一郎さん。沖縄のお茶の間の人気者でご意見番的存在に、聞きたいこと全部まとめて「直撃インタビュー」!

見る人を一瞬で魅了してしまう煌びやかなオーラ全開の華やかな衣装とメイク。気品あふれるしなやかなしぐさ。妖艶な笑みと流し目。県内で抜群の知名度を誇るものまねタレント・魅川憲一郎さん。テレビやラジオの番組、CM、イベントやコンサートなどマルチに活躍中です。

mikawa_eye

最近では、沖縄ファミリーマートとコラボしたファミマのチキンのCMソング「今日もあなたを待ってます」ですっかりおなじみですよね。魅川さんが出演中のRBC情報バラエティー番組「沖縄BON!!」の名物コーナー「オジャマするわよ~」では、訪れた企業が350社以上だとか!オジャマされちゃったみなさんもきっと多いのでは?そんなお茶の間の人気者、魅川さんにあれこれ聞いてみました。文字通り、知られざるその“素顔”にも迫りましたよ~!

 

えっ!?実はあまり似ていない?魅川憲一郎の素顔と似せるための努力とは?

IMG_7310_1

―え?魅川さん?素顔ですよね?キャー、イケメンなんですね~♡しかもすごく背が高い!

魅川:ありがとうございます。テレビだとあまりわからないかもしれないけど、実は結構、大柄なんです。身長はヒールとか履くと軽く180㎝以上になりますね。

―素顔で歩いてたら、全然気が付かないかも。

魅川:よく言われます。まぁ、素顔っていっても、今日も薄化粧はしてますけどね。メイクもヘアももちろん、自分でしてますよ!支度はメイクと衣装でトータル60分って決めてます。つけまつげもしてるけど意外と早いでしょ?素顔はご本家の美川さんには似てないんですよ。だから美川さんが出演する番組を録画して、アップの画面を何度も見て、アイシャドウの入れ方とかすごく研究しました。

メイクで自分の元々の個性を一度消して、その上に美川さんを描いていくというか。メイクしながら魅川憲一郎が降りてくるって感じで変身します(笑)

―あと、お肌のきめがすごく細かいんですね。女性よりきれいかも。

魅川:ありがとうございます。うれしいです。実は今年から沖縄自然館さんの沖縄自然派化粧品「e-no(イーノ)」のイメージキャラクターをさせていただいています。e-noシリーズをフルラインで使うようになってから、「美肌ですね」ってよく言われるようになりました。ホントに超おすすめなんですよ。

やっぱり「美」を追及する仕事なので、スキンケアには人一倍気を配るようになりましたね。e-noのラジオ番組もぜひ聞いてね!

mikawa_4

 

あの煌びやかな衣装選びのポイントも、特別に教えてもらいましたよ!

mikawa_6

―普段の衣装は私服ですか?テレビ番組に出演するときも?

魅川:もちろん、私服です。「オジャマするわよ~」のロケとかで着ているのも基本私服なんですよ。美川さんの私服、オフショットの着こなしは、もちろんちゃんとチェックしてますよ。

当然あちらは高級ブランドのものを着ていらっしゃいますが、ストールをよく使っているところとか、ファッションのテイスト、同じラインでの使い方などはステージ以外でも意識して近づけるようにしています。実は私、ものまねタレントをする前はアパレル関係のお仕事をしていたんです。だからファッションは大好きだし、一応得意分野かな(笑)。

―イルミネーションにも負けない煌びやかな衣装はどこで買ってるんですか?

魅川:コンサートとかステージの衣装で、赤や黄色、鮮やかなブルーとかの衣装は、以前は沖縄でも買えてたんだけど、最近はなかなか入手困難なんですよね~。いい情報あったら教えてくださ~い!プレゼントも大歓迎(笑)!!

衣装は最近では、東京へ行ったときにまとめて買ったり、生地を買って仕立ててもらったりしてるんです。男性用の色鮮やかなスーツにスパンコールやビーズ、刺しゅうなどのモチーフを付けたりして、魅川憲一郎流のアレンジで味付けしてます。素敵でしょ?

 

アイドルとして全国デビューも決まっていた?今だから語る魅川憲一郎の噂の真相

mikawa_10

―実は、昔アイドルだったという情報を入手したんですけど、本当ですか?

魅川:そうなんですよ〜。アイドルを目指して10代からアクターズスクールに通っていました。山田優ちゃんや安室奈美恵ちゃん、SPEEDたちより、ずーっと前の時代ですけどね。歌やダンスのレッスンをがんばってました。その頃、RBCで「沖縄クラブハートキャッチTV」っていうアクターズスクールを媒体にしたテレビ番組がスタートして、私がメインMCの大役を務めることに。

番組には確か、あの秋元康さんも関わっていたと思います。同期の早坂好恵ちゃんや後輩のDA PUMPのISSAのお姉さんである辺士名茶美ちゃん、他にも大勢のメンバーが出てましたね。今でも当時のメンバーの何人かとはFacebookでつながっていたり、時々会ったりしてます。

―当時、大人気の番組でした。覚えています!そこから歌手になるチャンスはあったんですか?

IMG_6603_1

魅川:番組は1年ぐらいで終わったんですが、アクターズスクールでは番組とは関係なく、定期的に公演を行っていたんですね。その公演を見に来た東京の事務所から、なんとスカウトがあって。みんなアイドルになりたくてスクールに通っているので、こんなチャンスはない、と。「はい!行きます!」とすぐに返事をして、デビューを目指して東京へ。ちょうど番組が終わって心にぽっかり穴が開いていた時期だったので、迷いはありませんでした。

―夢にまで見たメジャーデビューのチャンスですね?

魅川:それが…人生って本当に何が起こるかわからないもんです。新しい事務所でデビューに向けて準備をする中、デビュー曲も決まり、仮歌も録音して、レコード会社も決まっていたんです。なのに、待てど暮らせど事務所からの正式な連絡が来ない。どうしたのかなと不安になっていたら、デビューの話と同時進行で事務所が潰れていってたんです。

―ええ~っ!?まさか、そんな~(涙)。

魅川:まさに「うそでしょ~(涙)!」ですよ。すでにデビューしていた他のアイドルは別の事務所へ移籍できましたが、私はデビュー前。どこも受け入れてくれるところがなく、「よくあることだから」と冷たく言われ、打ちのめされました。今まで感じたことのない挫折感と人間不信で、このときのことは今でもカウンセリングが必要なんじゃないかって思うぐらい(笑)。トラウマになってますね。だから自分にとって東京は、遊びには行けても住みたいとはなかなか思えないな〜って。。

 

魅川さんご本人が語る、懐かしのあの頃

    • mikawa1
    • mikawa2

 

  • mikawa3
  • mikawa4

―そこから、どんなきっかけでものまねタレントに?

魅川:不思議なご縁なんですが、沖縄に戻ってアパレル関係の仕事に就いているときに、とってもお世話になったブティックのオーナーの誕生日にサプライズでものまねショーをしたんです。たまたまその直前に美川憲一さんのディナーショーが沖縄であって、足を運んでいたんです。そこで見た美川さんが個性的で魅力的だなと強く感じたので、「やるなら美川さんだな」と思ったんですね。

いざやってみると、声のキーが合っていたのも発見でしたね。現場でウケたというのもあるし、何より遠ざかっていた歌を歌って、久しぶりにスポットライトや歓声を浴びることに血が騒いだんですね。そのオーナーがとても喜んでくれて、「これを仕事にしたらいいよ」と、瞬く間に会社を立ち上げ、営業をして仕事を取ってきてくれるようになって。

―最初から美川さん一本だったんですか?

魅川:それが、最初は郷ひろみさんや松田聖子さん、チェッカーズさんなど浅く広くやっていたんですけど、ある時、たまたま東京の芸能事務所の専門家にものまねを見てもらった際、「やるなら子どもからお年寄りまで知っている大御所1人に絞ってやった方がいい」とアドバイスを受けたんです。

当時は氷川きよしさんがおばちゃんたちに大人気の時代で、主婦層をターゲットにしたら息の長い活躍ができるかな~と美川さんに絞ってものまねタレントとして活動をしていきました。

―似せるための努力は?

魅川:売り込みの成果があって、OTV開局40周年記念の特番に生出演することになったときのこと。認知度を上げるチャンス到来で、「私の芸名はなんでしょう?」というクイズを自分で出題したのですが、録画した映像をチェックして愕然としました。自分では美川さんに似ていてイケてると思っていたのに、画面に映っていたのはモンチッチみたいなただのイガグリ坊主(笑)。

「これじゃダメだ!」とそこから一念発起して、美川さんのファンクラブに入り、時間とお金があるときにはコンサートやディナーショーに出向き、本家本元をじっくり観察。ワイドショーのご意見番をしているところを録画して、しゃべり方や声のトーンをまねて徹底的に研究しました。不思議なことに、メイクをすると美川さんが言いそうなことが自然と出てきたり、お客さんとおもしろくトークで絡んだりできるんですよね(笑)。

 

mikawa_walk_gof

 

―ご本家の美川さんを知らない世代にも愛される理由ってなんでしょう?

魅川:本当にありがたいことですよね。やっぱり地域密着型で活動しているところかな。いろいろな場所で見かける機会も多いですよね。だから握手やサイン、写真とかも、時間があれば気軽に応じるようにしています。“子どもがファンなんです”って親子で声をかけてくれることもあるんですけど、子どもさんは実物を見るとびっくりするのかおとなしくなっちゃう(笑)。美川憲一さんを知らない若い子が「憲一郎の真似してる人がテレビに出てた」という話はよく耳にしますよ。

あっちが本物なのにね。美川さん、どーもスミマセン(汗)。あと、転勤で沖縄に移り住んだ人が、「なんで美川さん、しょっちゅう沖縄にいるんだろう」って不思議がってて「よく見たら、本人じゃなかった~!」みたいな(笑)。そんな“魅川憲一郎あるある”って結構あるんです。最近は老若男女、お茶の間に愛される沖縄のサザエさん的な存在を求められていると思ってますね。だからテレビでは毒をちょっと控えめにして、愛されキャラを心がけてます。

 

ご本家との出会い、そこから芽生えたものまねタレントとしての確固たるプライド

mikawa_37

―美川さんと直接お会いしたことはあるんですか?

魅川:私がデビュー8年目の時ですね。キー局の新春特番で美川さんが築地のロケをした際、美川憲一さんのものまねタレントとしてサプライズで美川さんご本人と初めてお会いして、共演できました。すごく優しくしていただき、沖縄でテレビCMにも出始めている頃だったので、「いろいろやらせていただいてます」とごあいさつをしたら、「あんた、あたしに感謝しなさいよ!」って(笑)。

全国放送で新年だったので多くの人が観てくれていて、認知度が上がりました。緊張よりも喜びが大きかったかな。ご本人とお会いしてからは、ものまねタレントとしての覚悟や意識が大きく変わりました。

―美川憲一のものまねタレントとしてのプライドでしょうか?

魅川:そうですね。やっぱりご本人に対する責任というか。なので、華やかさはあるけれど、絶対に下品にはならないように、清潔感や気品を大事にするよう気を付けています。あとはやっぱり美しくないとダメでしょ?ものまねかもしれないけど、「また見たい!」って思われるステージを心がけているつもり。自分の原点は歌手だと思っているので、「歌うことはふざけないで真剣に」というのがポリシー。これはデビューからずっと変わりません。

あとは、ものまねだけど、独自の価値を見いだしたいという想いは常にありますね。初期の頃は特に、ものまねというだけで怪訝そうな態度を取られたりして、悔しい想いをたくさんしました。だから魅川憲一郎としての認知度を上げたいという想いは人一倍あって、それが心の支えにもなっていると思います。

 

ファミチキCMソングの裏話!そして来年に向けての展開について

ところで、魅川さんが歌うファミチキのCMソング「今日もあなたを待ってます」は、どんなきっかけで生まれたのでしょうか。沖縄ファミリーマート広報・マーケティング室長の比嘉さんに伺いました。

―1.沖縄ファミマと魅川さんがコラボをしたきっかけは?なぜ魅川さんだったんですか?

higa_

最初はヒラメキですね。先に歌詞を思いついていたので、やるならムード歌謡風がおもしろい、と。で、ある朝、シャワー中に急に魅川憲一郎さんの顔が頭に浮かび、「面白い」と1人ニヤニヤしてしまいました。魅川さんといえば、ものまねタレントでありながら、ご本家にも負けない独自の存在感やポジションを確立しており、完成度も好感度も認知度も高い。私たち沖縄ファミマも、専門店とは違いますが、チキンの味・品質は、お客様からの評価も高く大人気。しかも沖縄発全国ヒット商品ですからね。そのような点でも、魅川さんがファミチキのCMイメージにふさわしいと考えましたね。

 

―2.実際に魅川さんとお仕事をされたときの印象は?比嘉室長が想いを込めた歌詞を歌ってもらってどうでしたか?

higa_

歌詞は、最初は書くつもりはなくて、「こんな感じで」と、クリエイターの方にお願いしたのですが、やはりファミチキとの付き合いが長い社員の私の方が、ファミチキの気持ちを表わすことができたようで、結局、元の歌詞が採用されました。魅川さんは歌を聴くなり、「比嘉さん、これいいわよ。この歌で全店まわっちゃいましょ。ドサまわりよ。離島にも行きましょ!」とノリノリで、「哀愁が漂っていて、昭和な感じがイイ!」と惚れ込んでくれました。言うまでもなく、プロの歌手としてプライドを持って真剣に歌い上げてくれました。アーティスの方が楽しんでノッているときは、とてもいい結果になるんですよね。この時、「これはいい作品ができるな」と確信しました。

―では今度は、魅川さんへ。ファミチキのCMソング「今日もあなたを待ってます」が好評です。どんな想いで歌っていますか?

魅川:ありがとうございます。「歌は真剣に」がポリシーですので、好きな男性を待つけなげな女性の気持ちに共感して、情感込めて歌い上げています。2年前に関わらせていただいたんですが、地上波で再びON-AIRされ、お茶の間の話題になったのはすごくうれしいことですね。フルコーラスで流れるので、歌手・魅川憲一郎の魅力を十二分にお伝えできるとともに、アイモコさんの素敵なお芝居も観ることができますよ。

―さて、今年も残すところあとわずかですが、魅川さんにとってどんな一年でしたか?

魅川:ファミチキのCM再放送もそうですし、化粧品のイメージキャラクター、整骨院や整体、マッサージの検索サイト「モ~ミ」のイメージキャラクターのお仕事のオファーがあったりと、「うれしいサプライズ」が多い一年でした。「オジャマするわよ~」で伺った企業もこれまでの累計で350社を超え、本当に充実していましたね。本当にみなさんのおかげです。ありがとうございます。

―2017年の抱負、今後の夢は?

魅川:実は来年、年男なんです。デビュー18年目となる2017年は、鳥のように華やかに羽ばたく、飛躍する一年にしたい。今までと違うチャレンジがしたいですね。例えば素の自分で役者に挑戦するとか。オキナワノコワイハナシってあるじゃないですか?怖い人の役とか演じてみたい。実は若いころからずっとファンの清水ミチコさんの影響もあって、ものまねというか何かを「演じる」ことにはずっと興味があるんですよ。

活動15周年のコンサートの時、憲一郎の夢ということで、「徹子の部屋」にゲスト出演しているシーンを1人2役で演じた映像を流したんですよ。超楽しかった~。これからはものまねじゃない素のままの自分で歌ったりもしてみたいですね。来年のステージでは80年代のアイドルをカバーしてみたい。2月のバレンタイン頃に何かやりたいという野望だけはあります(笑)。どうぞお楽しみに!

―最後にファンの皆さんにひとことメッセージを!

魅川:歳を重ねていく魅力を武器に、これからも活躍していきたいと思いますので、みなさん応援してくださいね~! X’masも年末年始のパーティーでも“ファミチキ、絶対お食べなさーい!!”

mikawa_chiken

 


【魅川憲一郎PROFILE】
1969年7月7日生まれ。浦添市出身。高校時代より4年間、タレント養成所へ通う。RBC「沖縄クラブハートキャッチTV」にてメインMCとして活躍。1999年7月、余興の美川憲一のものまねをきっかけにライブデビュー。ものまねタレントとして活動を開始。以来、県内を中心にイベントやTV、ラジオ、CMやライブ活動などに出演。現在、RBC情報バラエティー番組「沖縄BON!」、ラジオ沖縄“ありのままでe-no(イーノ)”などで活躍中。沖縄ファミリーマートのチキンCMソング『今日もあなたを待ってます』でも絶賛コラボ中!

◆魅川憲一郎オフィシャルブログ「運命なのよ!

 

インタビュー・文 : 普久原晶子
(フリーランスコピーライター)


 

最後まで読んでくれ方から抽選で2名様に!サインとCDと1,000円分のクオカードをセットでプレゼント!

quo

魅川さんのメッセージ入りサイン色紙、ファミチキCMソング「今日もあなたを待ってます」の非売品CD、チキンも買える1,000円分のクオカードを3点セットで抽選で2名様にプレゼント!応募方法はこの記事をFacebookでシェア、もしくツイートする際に文中にハッシュタグ「#ファミチキお食べなさい」を入れることが応募の条件です。応募期間は12/26(月)23:39まで!

下のシェア、ツイートボタンからどしどしご応募ください。沖縄ファミリマートの公式Facebook、およびTwitterから当選のご連絡を差し上げます。※非公開としている方は対象外となりますのでご注意ください。